印材の種類別特徴(柘・つげ)
前回は印材の種類の中のあかねを紹介させて頂きました。
今回は柘(つげ)の印材としての特徴などをお伝えできたらと思います。
柘(つげ)
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特徴
柘(つげ)の印材としての特徴は天然木材の中で最も繊維が緻密で
耐久性に優れているため古くから美術品、工芸品で使われてきた
伝統的な素材でありその中でも唯一植林再生産されている薩摩柘
は柘の中でも間伐材を使用した最高級木製印材と言われています。
しかし近年、薩摩柘の植林が難しくなってきており、以前に比べ
生産量が少なくなり、とても貴重な印材となりつつあります。
印材として評価
耐久性 ★★★☆☆
捺印性 ★★★★☆
人気度 ★★★★☆
希少性 ★★★☆☆
全体的に高い評価の印材と言えます。
以前は希少性は高くはなかったのですが、最近では薩摩本柘に
限っては、特徴の部分でもお伝え致しますが、生産量が減ってきている
ことから、薩摩本柘の希少性は高まってきております。
見た目はあかねに似てはいますが、耐久性や捺印性は柘(つげ)の方が
繊維の緻密さがあるため評価は高めと言えます。
次回は動物材の代表。黒水牛をご紹介致します。
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